なるようになるさ

子育て、断捨離、病気の事などを気ままに書いています

くも膜下出血のこと⑪

 

いままでの記事では、時間の流れを簡単に書いてきましたので、私が発症した病気について、まとめておきたいと思います。

 

私の病名は「左後下小脳動脈にできた、解離性脳動脈瘤」でした。

 

手術に関しては、血管内治療では難しい位置にあったため、開頭クリッピングをしました。

 

 

手術前の画像

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手術後の画像

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手術後に、特に後遺症はありませんでしたが、手術中に視神経に少し触れてしまったようで、入院中は視野の上半分が逆さに見えるという現象がありましたが、ビタミン剤を飲むうちに治りました。

 

 

とにかく術後も頭痛に悩まされましたが、4月の中旬あたりから回復傾向にありました。

 

 

5月のMRIでも異常は見られず、とりあえず一区切りとなりました。執刀医(退院後は主治医になりました)が、妊娠も出産もOK!何もNGは無いよ!という、ポジティブ思考の先生で、忙しい総合病院の外来でも、私の話を良く聞いてくれました。そしていつも、私の考えに寄り添ってくれた事が、その後の私の人生を左右したと思います。

 

また、発症時すぐに救急車を呼ばなかったことを、夫が後からとても後悔していました。「まさか脳関係の疾患なんて思いもよらなかった、意識もあったし話もできたし、大丈夫だと思っていたよ。」と。確かに発症時には頭痛はありませんでしたが…でも反省をしてくれているようですし、良しとします。

 

母もお風呂を勧めたりして、発症から2回ほどゆっくりと湯船に浸かっていた自分を振り返り、ぞっとします。結局発症から4日間は放置した事になりますね。

 

そういう意味では、父に助けられました。あの時父が病院に行こう!と言ってくれたことで本当に救われました。あとから聞いた話では、あれからもう一度切れていたら、おそらく命は危なかったとのことでした。

 

主治医にあとから外来でその話をすると、結局のところは、発症時のグレードだよね、と。私は発症時のグレードが良かったので、4日間放置しても、助かったようです。

 

 

そしてその年の12月に妊娠をして、脳外科の主治医がいる同じ病院の産科で出産をしました。産科では、普通分娩に消極的な様子でしたが、脳外科の主治医が「全然大丈夫だよ!」と言ってくれたので、その言葉を信じて翌年の7月に第一子、3年後の12月に第二子を普通分娩で出産しました。

 

一人目の時は、手術からあまり間が空いていなかったこともあり、大丈夫と言われてもやはり息むのが怖かったので、早く早くと急いでいた記憶があります。

 

 

 

1人目を出産後2ヶ月ほどしてから、造影CTというものを日帰りで撮りました。

 

産後1年ほどしてから、1泊2日で、再度血管造影撮影をやりました(2人目の妊娠を希望していたので、念のために検査をしようと、主治医と相談して決めました。)

 

 

また妊娠中に2人とも切迫早産になりましたが、妊娠・出産の記事はまた別のカテゴリーで書きたいと思っています。

 

 

 

今回はとにかく無事に手術が成功して、なにも後遺症が無く生還できたことを感謝したいと思います。

 

 

長々と①~⑪まで書いてしまいました。読みにくい点や伝わりにくい点が多々あったかと思いますが、お付き合いくださり、ありがとうございました。

 

 

 

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