なるようになるさ

子育て、断捨離、病気の事などを気ままに書いています

くも膜下出血のこと⑩

 

・退院から3月末まで

最短コースでの退院はできましたが、その後も頭痛は続きました。カロナールを6時間おきに飲みながら、あと何時間で飲める…と指折り数えながら、痛みに耐えて過ごしていました。

 

食事の支度も、母にお願いしていました。食事も薬がきれると、こめかみを押さえながら顔をしかめて食べるような感じです。

 

たまに、母や夫と一緒に来るまで外に出ましたが、何となく前の自分とは違う気がして、足早に帰っていました。

 

頭が痛いと何もやる気がおきません。1日の大半は横になって、同じ病気の人のブログを読んだり、自分の病気を調べていくうちに、思っていたよりもずっと大変な病気だということがわかり、怖くなってしまいました。

 

合併症が出たら…

他の病気になったら…

 

退院してしまうと入院中の辛かったこと、早く家に帰ることを目標に頑張ってきたことは忘れてしまって、毎日毎日頭が痛い、辛い、病気が怖い…と暗い日々を過ごしていました。

 

この時期の私は、最悪の精神状態だったと思います。

 

ですが、こんな状態の中で読んでいたブログの中で、かわいい猫のイラストを載せていらっしゃる方がいて、とても癒されました。その方とは、今でもたまにメールでのやり取りをさせて頂いています。

 

 

・4月1日

執刀医の外来でした。最後の枠でしたので、早めについて緊張しながら順番を待ちました。家にいる間、不安なことは全て外来で聞こうと、メモを取って来ています。

 

名前を呼ばれ部屋にはいり、まずは未だに頭痛が治まらないことを訴えました。すると「CTをとりましょう」といきなり言われ、CT室へ。夕方になり、気分も落ち込みがちです。母に励まされながら何とかとり終えて、暫くするとまた執刀医に呼ばれました。

 

「うーん、画像では何も心配ないみたいだけどね。水頭症を心配したんだけど大丈夫だね。手術の時に出血した血が吸収されれば、治まると思うけど。」と。

 

安心しました。それから、メモをした内容を細かく尋ねると、あまりに細かい内容に少しイライラし始める執刀医。

 

「うーん、とりあえず病気としてはもう大丈夫なんだから、あとはメンタルの問題だと思うな。」と言われ、精神科を紹介されてしまいました。

 

とりあえずカロナールデパスアデホスメチコバールなどの現状維持の薬を1ヶ月分処方され、1ヶ月後に予約を取り帰宅しました。

 

 

後日、1度だけ受診しましたが、私には向いてないと思い、心の相談はキャンセルをしました。

 

それから徐々に頭痛はおさまり、5月のGWの頃にはもう外で友人とランチが出来るぐらいになりました。

 

 

病院の敷地内にちょっこり咲いていた桜です。私も頑張ろう!と思いました。

 

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⑪に続く

 

 

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